医療保険・入院保険とは、入院、手術などによる家計負担をカバーする保険のことです。入院給付金や手術給付金を受け取ることができるほか、退院後の通院給付金や死亡保険金がついた商品など、さまざまな医療保険・入院保険があります。過去5年間に入院した人の入院時の1日あたりの自己負担費用平均額は、平成25年度調査では21,000円((公財)生命保険文化センター「生活保障に関する調査」)となります。※治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。
高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額。
生命保険の特約にする方が保険料自体は割安になることが多いですが、単独の医療保険(入院保険)は他の契約と独立しているため見直ししやすく、おすすめです。病気やケガのリスクは、どのライフステージでも、共通に考えられるため、医療保険・入院保険は、一生を通じて必要な保障といえます。また、医療技術の進歩に伴い注目されている先進医療の保障が付加できる医療保険・入院保険があります。先進医療とは、一般の医療水準を超える最新の医療のことで、先進医療の技術料は健康保険適用外ですが、実施している医療機関は年々増えており、先進医療の技術料の総額も増加傾向にあります。
がん保険は、「がん」と闘う為の必要な経済的備えとなる保険です。2013年(平成25年度)の厚生労働省の調査(「人口動態統計」)によると、「がん」による死亡者数は、年間36万人で、男女ともに死因の第1位を占めており、日本人の約3人に1人が「がん」で亡くなっていることがわかります。また、1975年以降、「がん罹患数」は男女ともに増加し続けており、近年、死亡数が継続的に増加し続けているのは「がん」だけです。
代表的な治療法には、「手術」「化学療法」「放射線療法」があり、「がん」の三大治療といわれています。また、最近注目されている「先進医療」という一般の医療水準を超える最新の医療もあります。昔は、「不治の病」と恐れられた「がん」も、昨今の医療技術の進歩によって治療成績は向上しています。ただ、「がん」は入院が長引くケースに加えて、入退院を繰り返すケース、治療後に再発するケースなどが生じ、結果的に入院日数が長期化してしまう可能性があります。がん保険を検討する際、「がん」治療の多様化に対応していることが大きなポイントになります。