2017年9月22日
認知症について
前回2025年問題について簡単に記述しましたが、今回はその中でも近年強く問題視されている『認知症』について掘り下げていきたいと思います。
まず、認知症と物忘れの違いです。「○○どこにしまったかな?」「昨日何を食べたか忘れてしまった」など、日常生活に支障はなく、体験した一部のことを忘れてしまうのは加齢に伴う単純な『物忘れ』です。認知症は忘れたこと自体に自覚がなかったり、体験したこと自体を忘れてしまったりと、日常生活に支障が出てきます。
医療の発展により、平均寿命が男女とも80歳を超え、人口の20%以上が65歳以上という時代背景の中、厚生労働省の調査によると2014年時点で65歳以上の認知症患者数は462万人に上るそうです。これは65歳以上の人口の約15%を指しています。さらに認知症有病率は年々増加しており、2025年には約700万人(20%)が認知症になると予想されています。このように認知症は誰がなってもおかしくない身近な症状なのです。
前述のような状況に備えるためにも、私たちは認知症について正しく理解をし、将来の自分の認知症に対する予防や対策を考えていかなければならない時代になったのだといえます。
カテゴリー: 最新News — sanmina 2:29 PM